無題

 

 

百が日まで済んだ。

 

写真を

待ち受けにしてたり、

家に飾ったりしてるから、

毎日思い出すけれど、

 

ふと忘れる瞬間は多くなった。

 

あのときの、

全身砕けるかと思うくらいの、

もう一生心から笑えないんじゃないかと思うくらいの、

胸の痛みは、

まだ若干覚えているけれど、

 

楽しいと素直に思える時間も多くなった。

 

彼もご家族も、

少しはそんな瞬間、時間が増えたらしい。

 

もうあとは、過ぎていく時間に頼るしかない。

 

新婚という

本来なら幸せ絶頂の時期でもあるんだろけれど、

 

もっともっと早く、

時間が過ぎ去ってくれないかな

彼やご家族の傷を癒してくれないかな

と思ってしまう自分がいる。

 

けど、そうはいかないので

ちょっと慎重になってしまう日々。

 

ふとした瞬間に、

あー今配慮が足りなかったかも

あー今もうちょっとこう言ってあげてたら

と失敗や後悔をしたり

 

ふとした瞬間に、

彼が思い出しているその隣で、

じっと黙って待ってみたり

 

お互い風邪ひいたときは

過剰に心配し合ったり。

 

 

 

 

彼と出会って

彼が一緒なら
どんな困難も辛いことも乗り越えられる
なんて自信があったけど、

やっぱり辛いものは辛いんだなって思った。

へこたれそうにも、なる。

けど、選択肢は結局ひとつ、

向き合うしかない。

 

むしろ、こうして、

そばにいること、向き合うことが当たり前だと言える日々を過ごせていることの、なんて尊いことか。

 

 

 

入籍日はまさかのケンカしてだったけど、

その後の平日に婚姻届受理証明書を受け取りに行って、帰ってそれを眺めているとき、なぜか一人で涙が止まらなかった。

 

 

あー、家族になったんだ。

私を奥さんにしてくれてありがとう。

 

 

 

 

こんなことがあったからこそ、

いろんな大事なことに気づかせてもらっているのかもしれない。


なんて彼やご家族には言えないけど。

 

 

人を想う気持ちって尊くて美しい。

けど、どこか切なくてかなしい。。。

 

 

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